2012年1月15日日曜日

クリティカル領域における特定看護師

特定看護師に関する情報
いろいろな情報が出ていますが、今年の国会で
保健師助産師看護師法の改正法案が出されて制度改革がおこなわれる予定。


東京医療保健大学大学院看護学研究科のカリキュラム
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000000tjee-att/2r9852000000tjhi.pdf

日本医師会 特定看護師(仮称)問題について
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20111116_3.pdf

ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/111107/bdy11110721280001-n1.htm

全日本病院協会
http://www.ajha.or.jp/voice/topnews/backnumber/pdf/2011/110515.pdf

厚労省
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2010/02/dl/s0218-9c.pdf
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000018qhj.html (1/19 厚労省による説明会)

医療安全全国共同行動へ施設参加を表明

医療安全を推進するために、現在行動目標6に重点を置いて取り組んできましたが、JC-Iを取得するための下記の登録行動目標は必要条件ですので、登録を表明したいと思います。

Intensivistやホスピタリストを目指す方々は、下記の内容の把握もする必要があります。

登録行動目標
  S. 安全な手術-WHO指針の実践
  1.危険薬の誤投与防止 
  2.周術期肺塞栓症の防止
  3.危険手技の安全な実施( a.経鼻栄養チューブ   b.中心静脈カテーテル)
  4.医療関連感染症の防止
  5.医療機器の安全な操作と管理(a.輸液ポンプの安全管理  b.人工呼吸器の安全管理)

  6.急変時の迅速対応と院内救急体制の確立    7.事例要因分析から改善へ
  8.患者・市民の医療参加

2012年1月13日金曜日

JSEPTICセミナー 終末期医療

皆様
第13回JSEPTIC セミナー 終末期医療特集についてのお知らせです。
1月20日に刊行されましたINTENSIVIST end-of-lifeは、今までの日本の終末期医療に対する考え方を刷新するような内容になっております。その執筆者には、救急医学、集中治療、看護師、法医学者、現場で活躍されている方、世界各国の終末期医療について触れてもらっています。第13回JSEPTIC セミナーでは、そのダイジェスト版をお伝えします。そして、ファイナルで、シンポジウムで演者の方々に討論をしていただきます。尚、今回からオンラインWEBでのセミナーの閲覧が可能になります。

日時:2012年3月10日(土) 午前10時40分より
会場:新規開院の東京ベイ浦安市川医療センター(最寄駅東西線浦安駅、徒歩5分)
会費:3000円(軽食・ドリンク付き)
お申し込みは、下記URLまで

 
10:40 開会の辞(5分)                           藤谷 先生

司会:内野先生
10:45 End-of lifeの用語の解説(30分)          橋本 圭司 先生
11:15 諸外国の紹介:欧州        15分)        矢口 有乃 先生
11:30 諸外国の紹介:米国        15分)        藤谷 茂樹 先生
11:45 看護の立場から(30分)                    北村 愛子 先生
12: 15 ランチョン 協賛企業製品紹介(15分)
12: 30 休憩(20分)

司会:林先生
12:50 米国医学部での生命倫理教育(30分)北野 夕佳 先生
13:20 終末期医療と法(30分)                   井上 清成 先生

司会:讃井先生
13:50 CTG報告(15分)
14:05 Palliative care30分)                   関根 龍一 先生
14:35 休憩(15分)
14:50 日本での取り組み(30分)                  氏家 良人 先生

司会:藤谷先生
15:20 判例からみる医療訴訟の歴史(45分)        前田 正一 先生
16:05休憩(10分)
16:15 症例      15分)                        武居 先生
16:30 パネルディスカッション(60分)【氏家先生、井上先生、前田先生、矢口先生、北村看護師】
(このパネルディスカッションはビデオ撮影しない)
17:30 フロアから質疑桜桃(15)
17:45 閉会の辞(5分)

藤谷

ARDSの診断基準

24th Annual Congress  ESICMでイタリアのM.RanieriのARDS Berlin definitionについての講演がアップされております。physiological dataの12分26秒あたりでcorrected Ve(補正分時換気量)>10L/mi or Crs<40 ml/cmH2Oというデータが使用されております。

補正式はVe corr=Ve x PaCO2/40


論文の発表が楽しみです。



2012年1月10日火曜日

脳死下臓器提供の施設認定

聖マリアンナ医大では臓器提供はかなり積極的に行ってきた。
今度の新病院でも、臓器提供は続けていきたいと思っている。

臓器提供件数について
臓器提供件数@聖マリアンナ
2007年より角膜提供41件
心停止後腎移植 12件
脳死下臓器提供 2例

脳死下臓器提供の施設認定ですが、下記の5類のどれかに属している必要があります。
①大学附属病院
②日本救急医学の指導医認定施設
③日本脳神経外科学会の専門医訓練施設(A項)
④救命救急センターとして認定された施設
⑤日本小児総合医療施設協議会の会員施設

臓器提供をすることでたくさんの方の命が救われることをピッツバーグ大学で知って以来、日本でも積極的に取り組んでいます。

近いうちにINTENSIVISTも臓器移植についての特集を組まなければ。

Minomycin/Rifampin impregratedのカテーテル

米国のCMS (Centers for Medicare & Medicaid)は、Medicare65歳以上の保険)、やMedicaid(貧困層の保険)の支払基金であり、医原性関連によるもの、回避できるものに対して支払いをしない方針を取っている。

そのうちの8つのNo Payに関して
No Pay”8項目
1.      院内発生の外傷:骨折、脱臼、熱傷、頭蓋内損傷、クラッシュ損傷(ベッド転落などによりよく発生)
2.      UTI
3.      褥瘡
4.      血管カテーテル感染(CLABSIを含む)
5.      心外術後の術後創感染
6.      術後異物留置
7.      空気塞栓
8.      不適合輸血

日本と異なりかなり厳しく支払い制度がコントロールされています。

有名なMayo Clin Proc 2006;81:1159のシステマティックレビューの内容ですが
                                                                      Per 1000 IVD/day
      Peripheral IV                                                   0.5
      Midline                                                             0.2
      PA-catheter                                                     3.7
      A-line                                                               1.7
      PICC                                                               1.1                      
      HD cath (temporary)                                      4.8
      CR-BSI                                            
      CVC (non-tunneled)                                          2.7
      CVC (tunneled)                                   1.7
      CVC (Chlorhexidine/silversulfadiazine)            1.6
      CVC (Minocycline/rifampin)               1.2

2006年の文献の寄せ集めの結果なので、現在のmaximal barrier precautionなどが用いられているので、もう血流感染の結果に対しての有意差はでないと思います。

以前調べてから、Minomycin/Rifampin impregratedのカテーテルの研究がされているか再度調べてみましたが、CVCに関しては良質な研究は報告されていないようでした。

Benefit of minocycline and rifampin-impregnated CVC: ICM 2004;30:1891

Results:
      Control (n=237) vs. Antiseptic (n=228)
      Definite and possible catheter colonization
      24/1000cpd vs. 10.4/1000 cpd  (RR=0.43, 95%CI 0.26-0.73)
      CRBSI
      5.9(11pts) vs. 3.1(6pt) per 1000 /cpd (RR=0.53, 95%CI 0.2-1.44)
      Colonization with candida spp
      6.2(12pts) vs. 1.1(2pt) per 1000 /cpd (RR=5.84, 95%CI 1.31-26.1)
Conclusion:
      M/R coated catheter decreased CNS colonization, although there was a risk of candida colonization.

上記の結果より、抗菌薬コーティングカテーテルは、最終的なアウトカムとしてCRBSIに対して発生率も以前より減少していると思われるので、日本ではCMSのような取り締まりがない限り、少なくとも今の職場では入れるメリットがないと思います。


2012年1月8日日曜日

CEの体制強化を

透析死亡事故の記事が1月7日に報告されております。
ME(mechanical engineer)でなくCE(clinical engineer)が必要です。臨床工学技士は機器のチェックをするのはもちろんですが、医療チームに一員です。

高度医療が行われており、医療事故はますます増加の一途をたどってきます。
このような事例こそ、M&Mなどを行い、原因究明(なぜCEを雇うことができないか)をすべきだと思います。

透析死亡事故の記事
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120107/k10015114071000.html

2012年1月1日日曜日

東京ベイでのICU構想

日本に帰国して4年半、いろいろなICUを見てきました。
今まで、救急ICU、内科ICU, 術後ICU、Stroke ICU、CCU、などマンパワーが分散され、また独自の治療がなされてることが多く、更に各科のpoliticalな問題などが、ICUという教育する場を薄れた存在にしてきました。その様な問題点を解決すべく、344床の病院に、ICU/HCU/CCU 30の病床数は多いと思われるかもしれませんが、これが急性期病院の目指すところだと信じています。

具体的な東京ベイでのICU構想
  • ICUは18床、HCU/CCU12床の30床を管理することになります。
  • 東京ベイでは小児を含めてすべての人工呼吸装着患者はICUで管理する。
  • ICU管理は、close systemを取り、初期研修医・後期研修医・集中治療フェローからなる屋根瓦方式で患者ケアををする。
  • CEは積極的にチームの一員となり、人工呼吸器、持続血液浄化などの管理に関して積極的に患者ケアに携わる。
  • ICUにおける生体モニターからの情報を、看護師申し送り、医師のラウンド、データベースの構築などに有効に利用する。
  • 地域医療振興協会の特性を生かし、重症患者の遠隔地からのコンサルトシステムを構築する。
  • SCCM(米国集中治療学会)の推奨するガイドラインの遵守。
  • ICU/HCU/CCU専属のCE、PT、薬剤師の配置と、若手コメディカルのベッドサイドでの育成。
  • シミュレーション教育の重視。
  • JC-I(米国の医療安全評価機構)、ACGME-I(米国の卒後医学教育資格認定委員会)の導入を目指しています。
今後中小規模の病院で実践で役に立つ集中治療のプログラムの構築を目指しております。そのためには、集中治療医というよりも、重症患者を見ることができるホスピタリストを広く育成することも、重要な使命となります。





新病院建築状況

皆様
明けましておめでとうございます。
今朝、CEOの神山先生から年賀のメールをいただきました。その時の新病院の東京ベイ浦安市川医療センターの建設中の写真をいただきましたので添付いたします。

竣工式は2月26日で、旧棟よリの引っ越しは3月10日、ちょうどJSEPTIC セミナーと重なってしまいますが、問題なく開催できそうです。

年末にも聖マリアンナい医大では臓器提供が数件行われており、東京ベイ浦安市川医療センターでも、臓器提供をICUで積極的に推進していきたいと思います。

2012年はchallengingな年となりそうですが、とてもやりがいのある仕事ですので、初志貫徹を目指し頑張っていきます。